実行予算管理・出来高管理による現状の見える化
システム導入前の課題
建設業を営むF社様は、工事に関する次のような悩みを抱えていました。
課題
- 社長の負荷が大きく、各種資料の作成に追われている
- 現場管理者の粗利への意識が不足している。
- 予実績管理ができておらず、遅れ・進みの管理ができていない。
- 外注工期の管理ができておらず、人員増減のタイミングの判断が難しい。
原因
- 各現場管理者で管理方法が違い、情報の集約ができていない。(社長の負荷増)
- 各現場管理者の粗利意識を改善させる必要があるが、PDCAサイクルを回す資料が不足している。(意識改革できず)
- 全期間を通しての資料がなく、予定に対して実績がどうなのか、遅れ・進みの管理ができていない。(予実管理)
- どれぐらいの工期が残っているか把握できていない。(人員増減)
システム対応提案
そこで、次の提案を行い、システム面と業務面での改善を進めました。
提案内容
- 業務プロセスを見直し、新システムに反映。社長に負荷が集中しないように業務を効率化する。
- システム化により現場管理者が粗利を意識した仕事ができるように意識改革する。(現場管理者に自己責任を持たせる)
- システム化により予実績管理をできるようにすることで遅れ・進みを管理し、都度適切な判断・対応が取れるようにする。
- 外注実績の蓄積による的確な外注選定の判断ができるようにする。
システム構成
設計~導入までの期間が短いこと(2ヶ月)、外出先でも利用できるようにすることを考慮し、次のような構成で実現をしました。
- フロント:Microsoft Access
- データベース:Microsoft Azure(SQL Database)
機能概要
多くの機能を実装しましたが、代表的なものとしては次の通りです。
- 工事管理、工区管理、班管理
- 実行予算管理
- 出来高管理
- 経費管理
- 支払書、請求書
- 各種マスタ管理