テクノロジーリスクの回避と作業指示書作成業務の改善を実現
システム導入前の課題
製造業を営むS社様は、製品を製造するために「何の部材を、いくつ、どの寸法で切断するか」という情報を算出するための作業指示書システムを数十年前に導入後、現在まで継続的に利用していました。そのシステム自体が当時の最新OSであるWindows XPのPCにて動いていましたが、最新のOSではそのシステムが動かないため、仕方なくサポート切れのPCにて動作させていました。そのため、次のような課題や問題を抱えていました。
課題
- システムがWindows Vista以降のPCでは動作保障されていない(動作しない)
- システムには様々な機能があるが、作業指示書作成機能のみ利用している
- マスタに商品を新規登録しても切断寸法等が正しく計算されない場合があり、その場合は手計算にて算出している
- システムの設計書が無いため、内部処理がわからない。
- 操作マニュアルが無いため、作業指示書以外の機能を利用できない。
システム対応
システムの仕様書が無く、プログラムのソースも無い状況であったため、動きを確認しながら実装する形となりました。詳細な計算式は都度、お客様側のご担当者と密に連携を取りつつ実現をしました。Webシステムにする必要は無かったため、Excel VBAにて機能を実装しました。
システム対応により、Windows XP以外でも作業指示書の作成ができるようになりました。結果、テクノロジーリスク回避と作業指示書作成業務の改善を実現することができました。