kintone(キントーン)を理解するには使ってみることが一番です。30日間無料で利用できる試用環境もありますが、試用環境で試す前にまずキントーン自体がどのようなものか概要を把握したいということがあります。kintoneの資料はネット上にも多く存在していますが、1つ1つ探すのも大変。そこで、kintone初心者向けに特化して、参考になりそうな動画をまとめてみました。
kintoneが良さそうだと思って誰かに紹介したい場合、言葉ではうまく説明できない部分もあります。そんな時でも、以下でご紹介するサイトを見てもらうことで、理解を進められることが出来ると思います。
はじめに
kintone関連の資料の多くはWebページ・PDF・スライド等ですが、直感的に分かりやすい動画形式の資料に特化してまとめてみました。
kintoneの概要を理解する
kintone(キントーン)製品紹介ムービー
2018/05/24に公開されたもので、執筆時点では一番新しい動画です。製品紹介の動画なので、kintoneでのドラッグ&ドロップでのアプリの作り方やコミュニケーションとしての使い方など、仕事で実際に使った場合のイメージをつかめます。
kintoneコンセプトムービー
なんとなく概要がわかります。イラストによる紹介画面のためkintone自体の画面は載っていません。
kintoneの基本を理解する
1つ1つ見ていくことで理解を深められます。
kintoneの基本を知ろう
kintoneの基本として、3大ポイント「情報共有化」「ファストシステム」「モバイル」について解説されています。
日報アプリを作成しよう
多くの会社で運用されている日報を、kintone上で作成する方法の解説です。この例は日報ですが、他にアプリを作りたい場合も同様の操作で行います。
Excelファイルを読み込んで顧客管理アプリを作ろう
ドラッグ&ドロップでアプリを作成できますが、Excelファイルがあるならばそれを読み込むことでアプリにすることが可能です。その解説動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=6G3dCxg39LQ
アプリストアから使いたいアプリを選んでみよう
ドラッグ&ドロップによるkintoneアプリ作成、Excelファイル読込によるkintoneアプリ作成以外に、アプリストアというものからアプリを選択して使うことも可能です。アプリストアのアプリをベースに自社に合わせて項目追加も可能です。
キントーンのデータを自動でグラフ化・クロス集計してみよう
kintoneに貯めたデータはマウス操作でグラフ化が可能です。
動画でキントーンを学ぶ!kintone Seminar on Demand
その他、アクション、スペース、ルックアップ、ユーザ追加等の方法が動画で解説されています。
kintone活用他社事例
kintoneをどのように他社では利用しているのか、活用事例の動画もいくつかあります。kintoneを入れれば改善されるのではなく、どのような業務課題を改善していきたいのか、kintoneだとどう改善できそうなのかという視点は忘れないようにしておきたいです。
患者の情報のkintone一元管理(猪原歯科・リハビリテーション科)
時間も場所も所属も違う人への患者の情報の共有に活用した事例です。なぜ情報共有をする必要があるのか、課題解決をするためのIT活用の視点は忘れてはなりません。ITによるコミュニケーションの強化によって現場の努力を最大化する、という点がすばらしいです。
発注残管理システムの構築(株式会社バルス)
納期が明確になることで店舗への展開がスピーディーになった事例です。コスト、スピード、連携、企業間との連携の4点からkintoneを採用しています。
不具合情報&生産管理の大幅改善(株式会社プラッツベトナム)
在宅介護用ベットの製造工場にて、攻めの品質管理をkintoneで実現している事例です。ラインごとにタブレットを用意して不具合情報を報告、合わせて製造計画と実績を入力するようにすることで生産管理にも活用しています。
農業への活用(NKアグリ)
データを貯めて予測に活用している事例です。詳しくは解説されていませんが、IoT×kintoneと、コミュニケーションに利用していると想定されます。
SCM(サプライチェーンマネジメント)構築をkintoneで(ジェイアイエヌ)
部門間の情報共有、店舗・本社との情報共有と、連携のスムーズな実現に向けて活用しています。他社製品の大規模SFAからkintoneへ切り替えているようです。
アンケート結果分析への活用(ワインツーリズムやまなし)
ワインツアーの参加者アンケート結果をkintoneに蓄積して集計・分析を行い、関連する会社に共有。今後のツアーへの改善に活用しています。
まとめ
動画による解説や紹介を見ることで、文字での説明ではピンと来なかった新たな気付きや理解の促進に繋げられます。初心者の方には動画からkintoneを知るというのも理解が進むひとつの手だと思います。また、kintone関連のセミナーは数多く開催されていますが、時間が取れずに中々参加できない方も多いかと思いますので、そのような方にも動画が参考になるかと思います。